仮想通貨はボラティリティが大きいため、スキャルピングのように短時間で終わる取引でも、大きく稼ぎやすいです。
加えて海外の取引所は、国内の取引所と違い、レバレッジの規制がないので、少額の資金で多額の利益を上げられます。
仮想通貨とスキャルピングの相性はとてもいいので、特徴をしっかり理解しておけば、
大きいメリットがある反面、デメリットも存在します。
本記事では、
- スキャルピングとは
- スキャルピングのメリット
- スキャルピングのデメリット
- 勝つために重要なこと
- おすすめの海外取引所3選
について解説します。
仮想通貨FXでのスキャルピングの特徴を理解し、取引の参考にしてみてください。
スキャルピングとは
スキャルピングとは、数秒から数分程度の短い時間での取引を繰り返すことより、小さい利益を積み重ねていく取引手法です。
元々FXでも行われており、いくつかあるトレード手法の中で最も短く、取引回数が最も多い手法です。
うまく利益を積み上げていければ、長くポジションを保有せずとも、大きな利益を生み出すことができます。
仮想通貨のスキャルピングのメリット
まず、仮想通貨のスキャルピングのメリットについて解説します。
1つずつ見ていきましょう。
取引が翌日に持ち越されない
取引が翌日に持ち越されることがありません。
1度の取引が数秒から長くても数分のため、その日のうちに取引が終わります。
長期間ポジションを持っていれば、寝てる間に暴落するなどのリスクがあります。
スキャルピングは超短期的な取引手法のため、チャートを見ていない間の急な大暴落というものがありません。
ポジションを持っている間の、値動きに関する不安がなく夜を過ごせるので、ストレスが少なく取引できます。
レバレッジ手数料がかからない
仮想通貨では、取引を開始した日に決済まで進めるので、レバレッジ手数料がかかりません。
仮想通貨やFXには、ポジションを保有し続けることで発生するレバレッジ手数料というものがあります。
例えばDMM Bitcoinでは、ポジションを保有した状態で午前7時を迎えると、0.04%のレバレッジ手数料がかかります。
午前7時に保有していなければ手数料はかからないので、スキャルピングでその日のうちに決済すれば、レバレッジ手数料なしで取引できます。
ボラティリティが大きいから大きな利益を出しやすい
仮想通貨は、価格変動の度合いを示すボラティリティが大きいので、スキャルピングと相性がとても良いです。
仮想通貨は、法定通貨よりも、1日で価格が大きく動きます。
さらに法定通貨のように、ストップ高やストップ安が設定されていないため、株などの他の金融商品を超える価格変動をすることもあります。
短い時間で大きく価格変動することもあるので、仮想通貨でスキャルピングをすることは、効率の良い手法です。
隙間時間にトレードできる
スキャルピングは短時間でできる取引手法なので、隙間時間にトレードができます。
そのため、仕事や家事でトレードのためにあまり時間を割けない方でも、取り組むことができます。
例えば、出勤などの移動時間や、仕事の合間の休憩時間にすれば、徐々に利益を積み上げられます。
スキャルピングでは、空いているちょっとした時間を、仮想通貨取引に使えます。
外部要因の影響が少ない
スキャルピングは、ファンダメンタルズなどの外部要因の影響が少ないのも特徴です。
スキャルピングは、ポジションを持つ時間がかなり短いので、政治的・経済的なファンダメンタルズの影響を受けにくいです。
取引のために、政治や経済のニュースに関してアンテナを張る必要はありません。
ハイレバレッジを活用しやすい
仮想通貨のスキャルピングでは、ハイレバレッジを活用しやすいのが大きなメリットです。
仮想通貨は、価格変動が激しいため、ハイレバレッジを活用すれば、大きな利益を期待できます。
反面、大幅に下落した時に、多大な損失を防ぐため保有ポジションを強制的に決済する、ロスカットになってしまいます。
スキャルピングでは短い時間の決済で、仮想通貨が大幅に下落する前に取引が終了するので、ロスカットを防げます。
仮想通貨のスキャルピングのデメリット
以下では、仮想通貨のスキャルピングのデメリットについて解説します。
- チャートに張り付かなければならない
- 素早い判断と反射神経が必要
- 手数料やスプレッドの影響を強く受ける
チャートに張り付かなければならない
スキャルピングでは、チャートを注視し続ける必要があります。
通常の取引であれば、基本的に長時間ポジションを保有しているので、ずっとチャートを眺めている必要はありません。
スキャルピングは短い取引を1日に何度も行い、利益を積み上げていく手法なので、チャートに張り付かなければなりません。
特に仮想通貨はボラティリティが大きいので、ポジションを持ったら集中しなければなりません。
仮想通貨の価値が急上昇・急下降している時にチャートをみていなければ、最終的に損をしてしまう可能性があります。
素早い判断と反射神経が必要
スキャルピングでは、迅速に判断を下さなければなりません。
仮想通貨は、短時間で急激な値動きを見せます。
急に予想外の動きを見せた際に、素早く損切りをしなければ、含み損が膨れ上がる可能性もあります。
最悪、ロスカットにより強制的に取引が終了してしまうので、含み損が大きくなる前に、迅速に意思決定し、決済をする必要があります。
手数料やスプレッドに強く影響される
手数料やスプレッドの影響を強く受けるのも、スキャルピングのデメリットの一つです。
スキャルピングでは、デイトレードや中期取引に比べて、1回ごとの利益は限られています。
大きく利益を上げるためには、取引回数を多くし、小さい利益をコツコツ積み上げなければなりません。
スキャルピングは取引回数が多いので、手数料やスプレッドが取引の度にかかれば、その分コストも多くかかります。
スキャルピングをする場合は、手数料が安く、スプレッドが狭い取引所を選びましょう。
スキャルピングで勝つために重要なこと
スキャルピングで利益を出すためには、抑えなければいけない重要な要素があります。
以下で解説するので、参考にしてみてください。
- 数をこなして経験を獲得
- ショートで狙う
- トレンドと同じ方向の取引する
- 通信環境を整える
数をこなして経験を獲得
スキャルピングで成功を収めるには、数をこなして経験を獲得しなければなりません。
スキャルピングは、短い時間で素早く決済の判断をしなければならないので、経験がなければ判断に迷いが生じてしまいます。
仮想通貨は価格変動が大きいため、迷っている間に決済のタイミングを逃せば、大損につながってしまいます。
迅速な意思決定が必要になるため、スキャルピングは初心者には難しい取引手法です。
スキャルピングで大きな利益を上げたければ、まずはスキャルピング以外の手法で仮想通貨の取引をこなしていきましょう。
ショートで狙う
仮想通貨の証拠金取引では、ショートをして、価格が下落した時点で買い戻し、利益を上げられます。
仮想通貨では、チャートが徐々に伸びていても、短時間で急激に価値が下落することが多いです。
この傾向を踏まえ、あらかじめ通貨を空売りしておき、価格が低くなった時に買い戻せば、大きく利益を上げられます。
トレンドフォローでスキャルピングをする
仮想通貨では、トレンドと同じ方向に取引すれば、コツコツと着実に利益を出しやすくなります。
トレンドが予測しづらい時に取引しても、運の要素が強く、利益を出すのは難しいでしょう。
トレンドフォローをしておけば、大きなリターンはなかなか見込めませんが、少ないリスクで利益を積み上げられます。
スキャルピングに有効な分析方法
続いて、仮想通貨でスキャルピングを行う際に参考になる分析方法や指標についてみていきましょう。
移動平均線
移動平均線とは、一定期間の終値の平均価格を計算し、折れ線グラフで表したものです。
移動平均線を見れば、トレンドが一目でわかります。
例えば、ある移動平均線よりも価格が上にあれば、終値の平均値よりも価格が高いので上昇トレンドとなります。
移動平均線を用いて、トレンドの方向を確認できれば、トレンドフォローしたスキャルピングの精度が上がります。
プライスアクション
プライスアクションとは、価格の動きそのものを分析してトレードする手法です。
値動きに注目した手法で、価格変動が大きく動くタイミングで、超短時間で売買をする方法です。
ローソク足のパターン分析
ローソク足のパターン分析を使えば、トレンドや相場の勢いがわかります。
例えば、ローソク足が2本並んだ時に、高値・安値を比較すれば、相場の方向感を読み取れます。
高値・安値の両方が切り上がっていれば上昇傾向に、逆に切り下がっていれば下落傾向にあることが読み取れます。
スキャルピングにおすすめの海外取引所3選
スキャルピングにおすすめの海外取引所を紹介します。
基本的に海外の取引所は、レバレッジが高いことと、手数料が安いことが特徴で、スキャルピングと相性がいいです。
海外取引所 | 手数料 | レバレッジ | 通貨数 |
---|---|---|---|
BINANCE | 0.02%/0.04%~ | 125倍 | 358 |
Bybit | -0.025%/0.075% | 100倍 | 15 |
Bitterz | スプレッド | 888倍 | 18 |
では、解説していきます。
BINANCE
香港発の取引所であるBINANCEは、取引量が世界一で、アルトコインも幅広いです。
取引画面も直感的に使いやすいわかりやすいデザインです。
手数料の割引も豊富で、コードを入力すれば約1ヶ月間手数料が10%帰ってきたり、独自の通過であるBNBを使えば手数料を半分までに抑えられたりできます。
レバレッジも125倍と高めです。
>>BINANCEの基本情報や気になる評判・口コミについてはこちら
Bybit
Bybitはシンガポールに拠点を置く、海外仮想通貨取引所です。
仮想通貨のFX取引に特化した取引所で、倍率は100倍まで設定できます。
日本語でのサポートに対応しているため、日本人投資家でも他の海外取引所に比べると安心して取引を行えます。
また、Maker側であれば、手数料が-0.025%なので、手数料がかかることがありません。
それどころか、0.025%を受け取れます。
スプレッドも0.5と狭く、おすすめの取引所です。
Bitterz
Bitterzは最大888倍の破格のレバレッジを誇っています。
初回入金時に上限100万円の100%ボーナスや、口座解説ボーナスで5000円がもらえることも魅力です。
他の2つとは違い、取引手数料は無料ですが、スプレッドが20-40と広いことと、ロスカットの水準が100%であることは、ネックと言えます。
まとめ
本記事では、仮想通貨FXのスキャルピングのメリットやデメリット、勝つために重要なことからおすすめの取引所まで紹介いたしました。
仮想通貨でスキャルピングを成功させるには、豊富な経験に基づいた迅速な意思決定が必要になります。
正確に判断ができれば、高いボラティリティで、大きな利益が狙いやすいです。
ただその分、的確に判断を下せなければ、多大な損失を負うというリスクも高いので、注意が必要です。
スキャルピングは、中上級者に向いたトレード手法でもあるので、初心者の方はある程度取引を重ねてから挑みましょう。
裏を返せば、経験を重ねれば、着実に利益を積み上げられる手法でもあるので、中上級者の方はぜひ試してみてください。